ありがとう井口
まずはじめに、井口の引退試合に立ち会うことができて凄く幸せでした
試合はこれ以上なく素晴らしい試合だと言わせて頂きたい試合でした
井口の9回裏のバックスクリーン横にぶち込んだ同点ホームラン
お見事でした
今シーズン負けに負けて勝ち負けが大した問題ではないと感情の昂りが無くなりつつあった心が久しぶりに動かされました
セカンドの野球選手を代表する井口は最後はセカンドの守備について欲しい気持ちがありました
かつてショートの名手を代表する宮本慎也の引退試合では、宮本は2番ショートで雨の降る中12回ショートでフル出場しました
それを思い起こしてやはり残念だなあと思う気持ちがありました
さて、その宮本の引退試合宮本は延長戦でレフトに大飛球を放つのですが、失速してアウト
サヨナラホームランを打ち損ねました
比較するものではありませんが、引退試合で延長戦へ導くホームランを打つ井口はやはりメジャーリーガーといったところでしょうか
セレモニーはとにかく華やかでした
花束やメッセージもダイエーから、ホワイトソックスから西岡から鳥谷から…
井口の人望と経歴を物語るようでした
しかし、そのセレモニー自分は少し違和感を感じもしました
井口はダイエーとホワイトソックスで戦って来た選手ではありますが、花束もコメントも西岡以外はマリーンズ関係者からは寄せられませんでした
どういう意図があったかは分かりませんが、やはりイマイチピンと来ません
確かに外様の選手ではありますが、長いことマリーンズにもいましたし、日本一に上り詰めた時の盟友も多くいたはずなのですが
不自然なのではとも思いました
井口のマリンズ入団の経緯から余り縁がある人というのはいなかったのでしょうか
盟友の里崎も井口について何も言及がないのは疑問に思いました
これから井口のチームになるということで2005年のメンバーはまたしばらく外部勉強の時期が続くと踏んだのでしょうか
今まで自分が見て来た引退試合はそのチームの愛された選手がユニを脱ぐ事の最後の花道でやって来たものですが
井口は偉大な1人の野球人の最後を送り出す個人のための引退試合のイメージでした
何れにせよ井口はこれからこのチームを率いる監督となります
彼のこれからのチーム作りはどうなるか分かりませんが、いい方向に転ぶと信じたいます
彼の口から出た、この結果で終わるチームじゃない
そして、我がマリーンズ
この言葉を忘れません
井口には今までの貢献を感謝し、これからも感謝することになるでしょう