雑感BOX

思ったことをまとめるためのブログです

先日の仮想ドラフト指名を見ました PART1

先日ツイッター上で仮想ドラフトが行われました


仮想ドラフトは選手の力量や補強ポイント、どの程度の評価を開催の時期と関連した時系列での評価の変化を伺い知れて勉強になりますね


マチュア選手をそこまで見てるわけでもなくて選手もイマイチ知らない自分ですが成績と動画を見てどんなもんかを個人的に感じたところを書いていきます



チームの現状や補強ポイントぐらいなら選手の叩き出した指標や期待値から人並みに把握はしている自負はあります



既存の選手に対して願望込みで甘い評価をしたりはなるべくしないつもりです


まずマリンズは一位指名でJR東日本の田嶋投手を指名しました


指名の経緯を個人的に推察するに、まずマリンズは本拠地が投手有利のマリンスタジアムにありながら、防御率が他球団より悪いという何よりの原因があります



その多くの原因はセンターラインの脆弱な守備や、無援護による継投策や配球の苦しさ等野手にも原因は求められますが、それぞれ指標を見てみると


奪三振率の低さ、被本塁打率の高さがリーグワーストレベルという野手だけのせいには出来ない現実があります



本塁打率は9イニング計算で1イニングあたり1.08本打たれる計算になり、最下位の日本ハムは1.09でほぼ変わらず、本拠地を考慮したらかなりひどい数字と言えます


奪三振率は16.7%となり、これはリーグワーストであります トップのソフトバンクが22%を超えていると考えるとその低さが伝わるでしょうか


さらにいうと四球率も9.2%ととなりリーグワーストであります 12球団最低の数字です



なぜこのようなひどい数字になっているか?


これについて軽く考察します


まずは先発ローテの面子を軽く確認します


先発ローテは涌井、石川、唐川、スタンリッジ、二木、酒居


このようになります 開幕前のローテ予想と大体同じではないでしょうか

酒居のところに佐々木が入る予想に変わるぐらいでしょうか


基本マリーンズのローテ陣は三振を取るというより打たせてとるという投球が基本の投手が多く、逆に言うと三振を取れる先発投手が少ないです


また、涌井や唐川のFA権のこともあり、彼らが今年の成績で権利を行使するかは分かりませんが、来年以降計算して良い投手かと言うとそうではありません


スタンリッジも高齢で来年の計算は立てられません


よって、来年は石川、二木、酒居に加えて1人か2人は新しいローテのメンバーを用意する必要性は考えられます



1人は外国人先発が考えられますが、もう1人はドラフトか既存のメンバーで用意する必要があります


2軍のスタッツを見てみると、若い投手、もしくは1軍先発経験投手は


西野、関谷、土肥、岩下、成田、佐々木


この六人が挙げられますが、西野と関谷は防御率はとても褒められたものではなく、


西野は防御率6.00で33イニングで24奪三振、36被安打、9被本塁打ととても一軍で期待出来るものではありません


関谷は防御率3.18とそこそこでありますが、87イニングで奪三振率は51と、決め球を持っていながらこの数字は低く、不安要素が残ります 完成度がウリの即戦力ドラ2社会人としては不満が残らないようです

直球やツーシーム系の球の改善がない限りは一軍のローテの谷間を埋めるならともかく、定着は厳しいと考えます



この2人に比べてスタッツが良いのが土肥と岩下

土肥は防御率2.18で30イニングで36奪三振8四球と素晴らしい数字を残しています

岩下は防御率2.54で39イニング35奪三振と若くしてなかなかの数字を残しています

しかしながらこの2人のイニング数を見るとまだ成長途中であったり、リリーフの数字が多かったりと一軍先発デビューはまだ先にな

ることと考えられます



成田や佐々木はやはり四球が多すぎて計算は立ちません


現状関谷、佐々木がローテ候補として挙げられますが、どうしても脆弱さを感じてしまいます


このチーム状況から即戦力先発が1人欲しいという結論になっても全くおかしくないと思います



今年は大卒投手が不作で、特に右の先発は不作である経緯から左の先発候補である立命館の東とJR東日本の田嶋のどちらかを狙うのは悪くない戦略であると考えます



その中でナンバーワンとの呼び声が高い田嶋を競合覚悟で指名した戦略も頷けるものと思います


個人的には増田中村安田清宮等の高卒野手も浦和のことを考えると是非1人は欲しいと思いますが、頭から行くとしたら清宮ぐらいだと考えます


ハズレ1位に残っていたら他の3人は積極的に狙って欲しいと思います 

個人的には増田>安田=中村の優先度です


昨日の仮想ドラフトでは増田安田中村が入札で消え、しかも増田中村が競合となり、10球団が高校生野手に入札したのは驚きました


甲子園シーズンの評価の高騰の現れでしょう


即戦力左腕投手の田嶋ですが


やっぱり左投手が先発にいない状況で良い投手なら右も左も関係ないということはありますが

チーム編成を考えると左投手はローテに1人は入れたいです



2011から数年間上位の大社左腕を獲得してきたけれどもものにならず、指名枠を無駄にしてきたこともあって左腕の育成は難しいですが、チーム状況から指名する価値はあります


候補の確保は重要です


今時左打者は左腕も打てるという事が多いけども楽天みたいに左腕に弱いチームもあるのもまた事実でそういう相手をカモに出来るとしたらペナントレースの順位も変わるのではないでしょうか


日本の野球には左右病が蔓延っていて、左のリリーフが松永と外国人のチェンしかいない現状、右投手を挟む継投のしやすさも左腕のウリではないでしょうか



さてこの田嶋を動画で見てました


横から力強い綺麗なストレートを投げる投手ですね

個人的にはファームはあまり好きではありませんが完投能力が高く、スタミナがあるのは非常にポイントが高いと感じます



タイプとしては西武の高橋朋己、マリンズでいうとチェングァンユウが高いタイプかと思いました



社会人時代は奪三振が41イニングで36個と先発投手として素晴らしい数字です

四球がやや多く、41イニングで17個とやや多く感じます


昨年オリックスに指名された同じ高卒社会人投手の山岡泰介の社会人時代の成績を見てみると、39イニング奪三振39個四球8個とさらに良い数字であることがわかります


山岡はリリーフ登板も含みますし、左右の違いもありますので鵜呑みには出来ませんが、山岡よりは完成度が低いので投げながら我慢して成長して行くことを期待する投手なのではと思います


田嶋は182センチの長身でまだ身体もやや細めで更なる伸び代が期待できます



その反面、素材としての要素がある以上は指導者の腕や環境は重要となります



英二1軍投手コーチが今年で辞めることが濃厚であるので指導力のある1軍投手コーチの招聘が期待されます




以上が1位指名田嶋に関する雑感です


清宮が進学したとしたら田嶋を指名する以上絶対にくじを外すなの覚悟が必要ですね


良い縁があることを祈ります