2軍はどうあってほしいかについて書きます
タイトルの通り2軍について書きます。
まずマリンズの現状の二軍の面子についてかるく触れます
投手は西野関谷のローテ漏れ組、安江成田岩下土肥の育成組に分かれます
育成組は投げたら投げなかったりリリーフをしたりとやや起用が不安定なようにも思いますがこれは現場での都合があるのだと解釈します
高校生投手がじっくりと体つくりが出来ている状態で、今の所問題はないと思っています
さて問題の野手
捕手…柿沼、寺嶋、金澤、宗接、江村
一塁…猪本、パラデス
二塁…高濱、大木
三塁…香月、ダフィー
遊撃…大嶺
外野…肘井、脇本、柴田、清田、伊志嶺、三家
こんな感じでしょうか
若い選手が捕手に集中している傾向が見えますね
一塁と二遊間は若い選手が不在で外野も若い選手はいれど、ドラフト下位指名育成指名の選手しかおらず、球団が未来を託すビジョンを持って指名した選手はいるでしょうか
自分にはそうは思えません
自分は二軍成績を眺めながらこう感じました
ここで自分が考える2軍の意義についてここで示しておきます
一つ目は、2軍はファームともいい、英語で書くとfarm(農園、農場)と書くように種を蒔いて芽吹いたその芽を花に育てるようにプロに飛び込んできた若い選手を一軍で出場できるレベルまで育てる場所であることが一つ目の意義であると考えます。
二つ目は、伊東監督が2016年のオフにフロントに要望を出した時の記事にこんなコメントがありました
ロッテから5年目となる来季の続投要請を受け、態度を保留している伊東監督が、受諾の条件として戦力補強を要望したことを明かした。9月7日に要請を受けた際に山室晋也球団社長に伝えたという。ソフトバンクに連敗してCSファーストS敗退が決まってから一夜明け、福岡空港で取材に応じ「補強をしてくれということ。選手が少ない。競争させる環境をつくりたい」と訴えた。
上位の日本ハム、ソフトバンクとの差として挙げたのが「選手層」。現在、上限が70人の支配下登録選手は66人で、育成選手はゼロ。ソフトバンクは支配下68人、育成19人を保有して競争を促している。ロッテは今季、投手陣にケガ人が続出し、1軍に昇格させた際にファームの投手が不足して2軍戦が中止になる事態も起こった。「2軍も試合できないっていうのはね。2軍は1軍の準備をする環境にしたい。ソフトバンクもケガ人が出たけど、ゆっくり治療できる」。外国人も4人の出場枠が余る期間が長かったが、補強して枠を競わせたい考えだ。
20日にはドラフト会議が控える。「その前に(返答が)できれば」と話した。(渡辺 剛太)
引用元
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/11/kiji/K20161011013513710.html
以上が記事の引用になりますが、伊東監督はここで2軍は1軍の準備をする環境にしたいと発言をしています
調子の上がらない中堅選手や、怪我をした選手、疲れがたまっているのでリフレッシュして出直す選手、はたまた実力不足で壁に跳ね返されて鍛え直す選手
そのような選手が再び1軍のために準備をする場所であることが二つめの2軍の意義であると考えます。
果たして今のマリンズはこの意義にかなう2軍の使われ方がされているか
自分は首を縦に振れません
違う言い方をすると、スタメンに並ぶ選手を見て早く帰ってきて欲しいとかこの選手どれぐらい成長してるかなと楽しみに出来る選手が少ないのです
2軍から1軍への選手の供給が少なくなると同じ選手ばかり見ることになるマンネリ化や、一軍と二軍との風通しの悪さ
このような悪影響が生じることは想像に難くありません
もともとこの球団はこのポジションの選手はこの人だけに任せるみたいな所謂決め打ちみたいな編成が度々見られます
西岡がいた時代のショート、はたまたサードに関しても今江の後釜候補の野手を何人獲得したでしょうか
現在の二遊間でも同じ事が現在進行形で起きようとしています
ショートの守備は一軍では通用しない烙印を押された大嶺が今も浦和のショートの貴重なイニングを消化し続けています
セカンドも大木、高濱 申し訳ないですが、一軍で来年以降セカンドを守る未来があるとは思えない2人がイニングを消化しています
2軍の野手陣へのフレッシュな風が全く吹かないどんよりとした空気が停滞する2軍に戦力外経験の野手を三人と育成の選手を加えるだけの半ば墓場と化している浦和
果たしてこの現状を良しとして良いのでしょうか
自分はこの現状に警鐘を鳴らし、異議を唱えます
1軍の即戦力野手も必要な現状ですが、同時に浦和の野手層、年齢層を数年かけて適正化すべく、数年間に渡って野手の獲得戦略を改善して欲しいと思います
横浜DeNAから育成、指導に定評のある大村コーチを引き抜いた成功したという背景もあります
同時に、名前は出しませんが1軍で通用する力に欠け、浦和にいる期間が長くなるもかつては多少なりとも実績のある選手
そういった選手も放出の対象にしていくこと このことも必要であると考えます
獲得、補強戦略の拙さ 脆弱さは勿論のこと、日本のプロ野球の選手市場の小ささから仕方ない面はありますが放出に関してもまた同様に強化すべき面と考えます
総括すると、選手の育成に関して選手の獲得、放出の戦略を強化し2軍の育成機関、調整機関機能を高めていって欲しい
これが2軍のあって欲しい姿であります
1軍があってそれに付随するような2軍のイメージのチームよりも、これからは二軍が基盤として存在して1軍を支えるそんなプラスイメージが強くなるようなチームを目指して欲しい
心よりそう願います
2軍はこれからは金が取れる時代であると考えます 中継の環境の強化、2軍の試合開催にあたるチケットやグッズなどの販売等が例として挙げられます
2軍選手のユニやグッズはその場で販売すれば売れるのではないでしょうか
選手もグッズを持った人に応援して貰えればモチベーションも上がるのではないでしょうかと
考えは膨らむばかりです
1軍だけでなく2軍も人が魅力を感じて見に来たいと思うようにすることは必要ではないでしょうか
2軍戦は1軍戦と時間がズレて昼に行われることが多いです
また、1軍は遠征の場合関東圏の人間が試合を見たいと思った時に2軍戦に足を運ぶなんてことも考えられます
現在の浦和の環境は大量の改善の余地、伸び代が残されています
その反面現在の浦和に関してはさらに設備投資、人員増加など資金面での改善面も多く存在します
これに関しては身売りしか策は浮かびませんが
それについてはまた今度の機会に書きたいと思います
また長文になりましたが、以上が2軍に対する考えであります
是非他に考えがあれば勉強させて下さい